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ネタバレ

楊端和軍において。フィゴ族の王ダントが楊端和を眺めながら、側近と会話をしている。

楊端和を眺め、どうしてあんなに美しいのか、若い時は腕を切り落としてでもものにしようか考えたが最近はそこまで思わない、ただ近いところで見るだけで満足していると。

老いましたな？と側近から聞くと、老いていない！今も楊端和を思いながら女は大勢抱くと答える。

一通り会話をしながら、持ち場へ向かう。

その際楊端和の口笛が鳴り、ダントへ向けて拳を突き上げて激励をする。

やはり楊端和は自分の女にして、金玉が空になるまで抱きつくすと燃えるのだった。

場所は変わり壁軍では、壁と側近たちが話をしている。壁は北側を志願したが、それは依然趙北部の収容所で土木工事に駆り出されていたため、地の利があるのと、あわよくばある人たちを探しているからだという。

その後ろを玉鳳が通過していく。実は最北を陣取るのは玉鳳だった。関常にはなぜそんな難しい役回りを引き受けたかと聞かれるが、この難しい役回りを引き受けられるものが他にいるかと聞き返す。また李牧の首をあきらめたわけではないとも言う。

王セン軍7万は河印で配置で展開する。各将軍について紹介される。

録嗚未軍6万も弁狼という場所の配置に着く。録嗚未と干央と隆国が話をしている。この戦が終わったら嫁をもらえと隆国から聞く録嗚未。

蒙恬軍に場面が変わる。愛閃が蒙武軍の副官来輝から曹空という逸材を引き抜いたことを報告する。愛閃は曹空に対し、万が一敵の手によって蒙恬の顔に傷がついたら指を全部へし折ると脅す。

飛信隊に代わり、ヨコヨコに対し李信はヨコヨコ軍は主戦場に置かず、補助とすることについて詫びる。ヨコヨコは結果を積み重ねて信頼を勝ち取っていくから心配するなという。

敵味方全軍の配置が揃った。

　　　　　　　番吾城　　　　　　　　　　　　　　　宜安城

　　　　　　　兵数？　　　　　　　　　　　　　　　兵数？

　　　　　　　玉鳳6万　　　　　　　　　霊じゅ公軍4万

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　井陘城

　　　　　　壁軍1万　　　　　　　　　カン・サロ軍2万

閼与城　　　王せん軍7万　　　　　　　　　　　　司馬尚軍3万

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ドン・サリ軍2万

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フーオン軍1万

　　　　　　録嗚未軍6万　　　　　　　　　　顔聚軍4万

ヨコヨコ軍5万　　　　　　　　　　　　　　　趙葱軍3万

　　　　　　飛信隊4万　　　　　　　　　　　カイネ軍1万

　　　　　　　　　　　　　　　　　フテイ軍3万

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　馬呈軍2万

　　　　　羌瘣軍2万　　　　　　　　　　　　　　　紀彗軍3万

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　骨みん伯軍2万

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　武安城

　　蒙恬軍6万　　　　　　馬風慈軍2万　李白軍1万　　邯鄲城

　　　　　　　　　　　　　　　　　馬南慈軍4万　舜水樹軍3万

　　　　　　　　　　楊端和軍7万　　　　　武城　　平陽城

秦軍44万　　　　　　　　　　　　　　　　　趙軍40万＋α

次号休載みたいです！　原泰久先生キングダム852話より。

感想考察

各味方陣営の状況について語られました。そして、各軍容について一覧の地図がでましたね。

今回の話に関しては色々含みがある回となったんではないでしょうか。

まず、いろいろと死亡フラグが上がっている人たちがいますね笑

ダント、王セン軍の将軍の誰か、録嗚未あたりはちょっとやばいいんじゃないかな笑。

最北の武安、宜安の兵数？っていうのはかなり不気味な感じがします。

そして各陣営の相手はそれぞれ因縁のあるメンツたちが目の前にいる気がする。どのように借りを返し返されドラマがあるのでしょうか楽しみです。

また肝心の李牧はいったいどこにいるんでしょうか・・また以前みたいに神出鬼没に現れては将狩りに回っていくのか・・。

あと、邯鄲から補充された5万の兵ってのはどこに振り分けられたのか・・？どこかに固まっておかれたのかそれとも分散して振り分けられたか・・？うーむこれだけではわかりませんね。

さらに、総勢44万VS40万＋αってことですが・・・なんだよαって・・。まだまだ人が生産されるってこと？？それとも残りの邯鄲の人数のことを言うのか・・・。それにしても、各軍40万越えって・・ちょっと多すぎやしませんかね・・？ほんとにそんないたの？

あと、これだけ趙の主たる将軍たちをここに集めちゃって、なんか匈奴とか燕とか楚あたりから攻め込んだら、領土がっつり取れそうな気がするけど・・そっちの防御はしっかりしているのか・・。オルドさん今度こそ出番ですよ。

そういや李白とか久しぶりに見たよまだいたんだね・・。

来週は休載ということで残念ですが、再来週の展開をまた楽しみに待ちましょうか。

ネタバレ

趙国のある地方で物見が秦軍の侵攻を発見する。近くの村々に避難するように伝令を飛ばす。

また別の地方でも物見が秦軍を発見し、北東の任華城まで目指すよう伝令を飛ばすが、村の人たちは最初から聞いていた場所と違うから間違いではないかという。伝令曰く、ほかの平野にも秦軍が現れているため、行き先は任華になったという。

もともと李牧はこの一年、趙国内の西側を北から南まで回り、秦に侵攻された際の、民の逃げ道を作成し、各城邑に伝えていたので、民は速やかに安全圏に向けて避難を始められていた。

しかし、秦軍が多方面から同時侵攻してきたため、その先で行き先が変わるという事態が起きていた。

あらかじめそれについては李牧に言われていたが、どこに避難させるかの見極めは現場に任されていたのである。

今回の侵攻では秦軍は北から南まで幅広くすべての前線基地まで侵攻してきたため、行き先を求めて歩く難民の群は合流を繰り返して膨れ上がっていた。

一方趙王都邯鄲では、各地域からの報告を聞いた中央の文官たちがあまりの状況に狼狽えていた。

そこには元将軍の公孫龍がいて朝廷にての李牧派筆頭の文官となっていた。

まるで12年前の秦が受けた合従軍襲来を逆に受けるような全面攻撃だと言う。

地図から離れて見ていた郭開たち大臣たちにこちらへ加わるよう公孫龍が促すと、郭開は邯鄲で戦況を追って意味があるのかと問う。

公孫龍曰く、本営は邯鄲のため、ここが落とされないために、全容をしっかりと追って、いかなる事態にも対応できるように準備をしておく必要があると答える。

飛信隊ではそろそろ各軍持ち場が近くなり、飛信隊と羌瘣軍とに分かれることになる。羌礼は昂にキスをして周りが驚くが、羌礼はただの勝利のまじないという。

羌瘣軍が出撃し、飛信隊も左前方に見えてきた趙軍に対応するため出撃する。

高台にいる李牧のもとに各方面より伝令が入る。両軍の将軍たちの軍容が伝えられる。開戦号令は自分がかけるといいここで851話は終わりとなります。

感想考察

いよいよ秦対趙の最後の全面戦争がはじまりますね。韓を吸収したため、秦はかなりの軍容となっています。

秦軍はそれぞれの将軍直下何万と明記されていますが、趙軍の数は一切書かれていないため、はっきりとした数は不明です。

はたして合計何万もの軍勢となっているのでしょうか。王都からの5万、紀彗軍、青歌の軍と李牧直下の兵たちが中心みたいです。また20万、30万とかになるのか・・。結構いままで趙軍の数は削られてきているはずですがね・・。

どの将軍が先に討たれていくのか・・・どこの兵たちが壊滅していくのか、どのような戦術が出てくるのか、未知の援軍が現れてくるのか・・。文官たちが絡んでくるのか・・。

とりあえずこれからは李牧無双になるはずですので、お手並み拝見といきましょうか。

次回852話へ続きます。

以下ネタバレ

前回婚礼のために森の中に見つけた祠の中で婚礼の儀が行われ、李牧とカイネはキスをする。

武安城に戻った李牧とカイネ。馬南慈、馬風慈、骨珉伯、その他配下たちから祝福の言葉をもらうカイネ。傅抵は・・「俺は認めねえぞ、聞いてねえしケッ）」

馬風慈が、雁門の昔話をする。匈奴に奪われ続けた自分たちだが、李牧が赴任してきたことで、救われたと。今度の戦いが終わったら、二人には雁門で盛大な結婚を祝うんだと。

韓だった潁川郡の城、新鄭を出て北上する飛信隊はすぐその北にある黄河へ到着。船で17万人が渡河する。

右手に別の船団がいるが、それが玉鳳であることがわかる。玉鳳と飛信隊は競争して先に岸へたどり着こうとするのを、対岸で蒙恬が呆れてみているのであった。

李信と蒙恬と王賁が一堂に会する。今回楊端和に王翦もいるが、李牧を討つのは、自分たちのだれかであり、誰が討っても文句なしと誓う。

原泰久先生キングダム850話より。

感想考察（史実による今後の展開も書いているため、ずっと先々の展開を知りたくない方は飛ばし推奨です）

軽い婚礼も行われ、必ず戦に勝って雁門に帰るんだという趙軍の面々。フラグですね。史実を知っているだけに、このあとの李牧のたどる運命を考えると・・・。果たして、李牧やカイネの最後はどのように描かれることになるのか、悲劇かそれとも・・。

久しぶりに蒙恬王賁と会った李信。結局蒙恬が語り、李信が叫び、王賁がそっぽを向くといういつもの構図。

いよいよ始まる最後の趙攻略の戦い。総大将はやはり王翦かな？

紀元前229年秦は大規模な兵を動員し、趙に侵攻、旱魃や地震災害に付け込む形での侵攻（Wikipediaより）とあるが、たぶんここら辺は描かれなさそうな気がする・・笑。

またここから李牧無双が始まるとされているけど・・あと、揺れている遷王さんと郭開さんがそこにどのように絡んでくるのか・・どのように描かれていくことになるのか非常に楽しみです。

以下ネタバレ

李牧、邯鄲を発つ。趙の民が盛大に一行を激励。

邯鄲を発った李牧一行。本当に5万の増援を出してくれたことに驚く李牧一行。

そのときカイネの様子がおかしいことに気が付く配下。カイネが李牧に問う。王に戦が終わったら王道を教えるのかと。

李牧によるとこの先遷王を廃して嘉太子を玉座につけるのはさすがに道を外れるため、現王の遷王を正しく導くしかないとのこと。また前王同様に遷は問題を抱えているが、自身の中に何か変化が生まれつつあるように感じるとのこと。

カイネは戦が終わっても朝廷に残らなければならなくなることを危惧したが、そのとき李牧からカイネに話があると。

場面は変わって新鄭の秦軍。李信がヨコヨコに準備はいいかと聞く。

旧韓軍であるヨコヨコ軍は半年間ずっと秦軍と一緒に練兵していたとのこと。

そのとき、その横を録嗚未、隆国、干央軍も通っていく。また、羌瘣軍から歓声が上がる。

羌瘣は新たに鎧を新調しており、輝きを放っている。李信が檄を飛ばす。これから李牧を全力で討ちに行くと。ヨコヨコ軍も飛信隊所属だと。

李信の檄のあと、飛信隊（羌瘣含んで6万）ヨコヨコ軍（5万）、旧騰軍（録嗚未を筆頭に6万）が出陣。

その様子を新鄭の城壁から見ている騰と寧姫。寧姫は秦軍に2勝した李牧のいる趙軍に果たして勝てるのか不安な様子。その寧姫を落ち着かせる騰。

ところ変わり、趙軍から李牧とカイネが二人だけで軍から離れ、森の中に入っていくとそこには、祠のようなものがあり、李牧によると、その昔趙に吸収された族集落の婚礼の式場跡とのこと。

驚くカイネに李牧が、今まで雁門の時代から自分を支えてくれたのはカイネであり、これから始まる大戦はこれまでになく広域のため、カイネといつまた会えるわからないとのことなので、ここで婚礼を挙げたいとのこと。

カイネは李牧に泣きながら抱きついたところで849話が終わりました。

原泰久先生キングダム849話より。

感想

遷王・・・なにかかなり揺れている感じがします。前回民衆から大きな支持を受けている李牧を見て、何か思うところがあったことで、突然李牧に降ってきた王都軍の援軍5万。

しかし、特に条件を付けたり、口出しをせずにポンと5万を渡すところをみるにつけ、

王としての性根は捻じ曲がっていても、一度将軍に軍を任せた以上、下手に口出しをしようとしないところは、結構これは名君の器たりえるのではないでしょうか。

しかし、趙の朝廷には、政敵である郭開をはじめとした面々がいますので、そこからの讒言次第では、遷王も下手な判断を下してしまう余地もある気がします。

ヨコヨコは飛信隊所属とのこと、合わせると11万となって超大軍ですね。これはもう李信は大将軍規模の軍容を従えているといっても過言ではなさそう・・。

婚礼を挙げる李牧とカイネ。今まで李牧とカイネは、何かと特別な関係である描写が時折されてきましたがここで婚礼とは・・。

今後史実では悲劇的な最後が予想されるだけにこの婚礼が最後の救いとなってしまうか・・。

850話に続く